会員の広場
10月4日(金)福井商工会議所ビル地下国際ホールにて、総務・労務対策委員会による「人材採用対策セミナー」を開催しました。福井県の有効求人倍率は77か月連続で全国一位と高止まりの状態で推移しており、県内企業の多くで労働者不足に陥っていることから、福井県産業労働部にご協力をいただき当協会の同委員会が企画・開催しました。
セミナー内容
・25新卒採用の中間振り返り
~採用の早期化は鮮明~
・25新卒採用でこれからまだできること
(後半戦への準備)
・26新卒採用 早期化とスカウト採用シフトによる変化~インターンシップは工夫が必要~
・選考を効率化して動機形成に注力できる体制を作る
当日は、会員企業等48社から60名の出席があり、冒頭 協会の塚本明副会長と県産業労働部の小野田謙一副部長からの挨拶のあと、講師に迎えた㈱人材研究所 代表取締役社長の曽和利光氏から約2時間の講義を受けました。講師からは、地方で働きたい学生が増えているという現状や最近の学生の行動特性と有効な採用アプローチの方法などについて、具体的でわかりやすい説明があり、出席者が納得した様子でメモを取る様子が見受けられました。
質疑応答では、採用業務を改善するうえでのアドバイスや、今日のセミナーで学んだ施策を社内展開するうえで最も参考となる講師の著書を問う質問も出されるなど、実務に取り入れようとする熱心な姿勢が感じられました。
協会では、毎年年末に実施しているアンケートにおいても「人材採用が課題である」とする回答が毎回上位を占めていることから、今後も継続して同様のセミナーを開催していきたいと考えています。
また、セミナー後には今年7月に福井県からの委託を受け開設した「FUKUI外国人材受入サポートセンター」から事業内容を説明していただきました。県内大学に限らず国内に留学している日本語が堪能で優秀な外国人学生を雇用することを出席者に呼び掛け、終了後には更に詳しい内容を問い合わせる参加者の姿が見受けられました。