会員の広場

令和6年1月25日 令和6年新春講演会を開催しました

1月25日(木)午後1時30分から、福井商工会議所ビルコンベンションホールにて令和6年新春講演会を開催しました。
この講演会は昨年まで実施していた年賀会(祝賀会)に代わり、年初の事業としては初の試みで開催したもので、福井県女性活躍課とのタイアップによりメインテーマを「女性活躍推進」とし、当協会の会員に加え会員外企業からの参加も募り、約130名が聴講しました。
講演会の講師には、富山県高岡市の錫製品ブランドメーカーである㈱能作の能作克治会長(坂井市三国町出身)と能作千春社長のお二人を招き「伝統と革新 」~人と地域をつなぐ~と題してご講演いただきました。
また、「企業の成長×女性」をテーマにパネルディスカッションも開催しました。

[令和6年新春講演会次第]
1.新年の挨拶  福井県経営者協会 光野 稔 会長
2.ご挨拶/「女性活躍」社会の実現に向けて  福井県副知事 鷲頭 美央 氏

3.講 演/「伝統と革新 」~人と地域をつなぐ~
・講師   ㈱能作 代表取締役会長 能作克治氏、代表取締役社長 能作千春氏

4.パネルディスカッション テーマ「企業の成長×女性活躍」
・コーディネーター 福井県経営者協会 北川頼子 副会長
・パネリスト
エクネス㈱山﨑祐美氏
武生特殊鋼材㈱堀本里加子氏
東洋染工㈱宮川寛子氏、東洋染工㈱田島江利子氏

〈光野会長 新年挨拶要旨〉

新年明けましておめでとうございます。
元旦に予期せず発生した能登半島地震では、多数の死傷者や建物被害に見舞われました。亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。一刻も早く平時を取り戻し、被災地の復旧が進むことを願っております。

現在の経済情勢は、海外ではロシアによるウクライナ侵攻が続いており、また中東でのイスラム組織ハマスとイスラエルの紛争では多くの犠牲者を出すなど非常に厳しい情勢です。
国内では原材料の高騰が続きまた人手不足・人材不足が深刻な課題となっている中で能登半島地震が発生し厳しい局面が続いています。

イギリスの首相であったウィンストン・チャーチルは多くの名言を残しておりますが、「悲観主義者はあらゆる機会の中に困難を見出す。楽観主義者はあらゆる困難の中にすら好機を見出す。」という言葉があります。今のように厳しい状況においても、どうやって乗り超えていくかを前向きに考え、前向きな行動によって状況を好転させ、課題を打開していく必要があるのではないでしょうか。

福井県経営者協会は、本年も人や働き方に関して企業のお役に立つ、時代に対応した事業を、皆様のご意見を伺いながら積極的に進めていきたいと考えておりますので、変わらぬご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

結びになりますが、いよいよ3月には北陸新幹線が敦賀まで延伸されます。福井駅周辺には、恐竜モニュメントが増え、ホテルやマンションの建設が進むなど、にぎわい創出や観光誘客を見据えたまちづくりも目に見えてきており、これまでにない経済の活性化が期待されます。

皆様にとって、まさに昇竜のごとく活気あふれる飛躍の年になりますよう、一層のご健勝とご繁栄をご祈念申し上げ、簡単ではありますが開会のごあいさつといたします。

(鷲頭副知事ご挨拶、講演会、パネルディスカッションの要旨は会報誌「ふくい経協3月号」に掲載)