会員の広場

令和4年度第3回 合同委員会を開催しました

3月8日(水)福井商工会議所ビルにて、委員など32名が出席し、令和4年度第3回目の合同委員会(村田良昭委員長[北陸電力㈱福井支店長])を開催しました。今回は「外国人労働者の雇用に関する諸課題等」をテーマとして取り上げ、講師には社会保険労務士法人坪川事務所代表の坪川貞幸氏と同事務所に勤務する 元中国人留学生で福井在住の王梓軒(おうじけん)氏を招き講義を受けました。

外国人材の活用で、特に注目すべき「特定活動46号」と称される在留資格は、日本人とほぼ同等の業務に従事させることができるのですが、この制度については、まだ留学生が在籍する大学にも企業側にもその内容がほとんど知られていないことなどが紹介されました。

また、王氏からは「外国人から見る日本で働くイメージと活躍方法」と題して、王氏が実際に体験し感じた、日本で働くことのギャップや外国人が働きやすい職場環境などについて発表がありました。

質疑では「外国人留学生の採用を内定したが、勤務地が奥越地域ということで内定を辞退されてしまった。」との問いに「都会ではなく地方を好む外国人も多くいる。また将来的に関東や関西での勤務(転勤)もあり得ることを採用時に伝えると良い。」とのアドバスイスがありました。

最後に光野稔会長から「県内の大学にも優秀な留学生がいるが、県外への就職が多く何らかの対策が必要と考える。県内企業への就職者を増やしていくために経営者協会としても検討していきたい。」とのコメントがあり委員会を終了しました。