会員の広場

令和4年度 労使懇談会を開催しました

3月3日(金) ザ・グランユアーズふくい(ホテルフジタ福井)にて、連合福井との労使懇談会を開催し、経営者協会からは光野稔会長以下8名、連合福井からは10名が出席しました。

会では、まず最初に連合福井の矢野義和会長から「2023春季生活闘争に関する要請書」が光野会長に手渡され、続いて矢野会長から「原材料やエネルギー価格高騰による急激な物価上昇といった難局を労使双方で乗り越えたい。製品への価格転嫁を進めることにより労働者の賃金引上げをお願いしたい。」と挨拶がありました。

次に光野会長から「物価上昇への対応は重要なテーマであると認識しているが、企業物価は消費者物価以上に高騰しているのが実態であり製品価格への転嫁も容易ではない。特に中小企業における経営環境は今までになく厳しいものとなっている。基本的に賃上げは各企業が業績を考慮してそれぞれに適した対応を図るべきと考える。また、持続可能な企業を実現するためには労使双方が課題を共有し解決しながら前に進んでいくという意味での『共創』が大切である。」との挨拶で応じました。

続く小グループ(6名ずつ)に分かれての懇談では、「人への投資と企業の成長」をテーマにそれぞれが話し合いを行い、自社・組合における物価高騰の影響などの現状紹介や給与・福利厚生面での経営側の様々な取り組みなどについて、闊達に意見や質疑が交わされました。

終了後には3年ぶりに懇親会も実施され、労使双方の理解が深まる良い機会となりました。


連合福井からの2023春闘要請書